腹話術人形好きにはたまらない映画 デッド・サイレンス。最後のどんでん返しがみもの
デッド・サイレンスみました。
この映画はTSUTAYAでホラーセクションを血眼で探したけどなくて、
サスペンスセクションにありました。
腹話術人形になぜか惹かれる私はこの映画のことを知り、
とても興奮しました。なにしろ腹話術人形でまくりだからです。
あらすじ
ある日の夜、ジェイミーとその妻リサのもとに送り主不明の腹話術人形が届けられる。その後ジェイミーが外出している間に、リサは何者かによって舌を切り取られ惨殺された。ジェイミーは事件の捜査を担当するリプトン刑事から第一容疑者としてマークされながらも、事件の直前に届けられた人形ケースからの手がかりをもとに、故郷レイブンズ・フェアへと赴く。そこで父や義母、葬儀屋の話から、腹話術師メアリー・ショウに関する町の忌わしい過去を知る。それから町では次々と奇怪な出来事が起こりはじめ、ジェイミーも巻き込まれていく。この事件は誰の仕業で、何が目的なのか…。
よかったポイント
①美術の美しさ
腹話術人形からそのデザイン画、入っている箱まで、デザインがいいと思いました。変わったタイプの腹話術人形ではなくて、王道のデザインを使っていたのがよかったです。
このほうれい線と目と髪型がなんともいえない怖さを醸し出しています。
②腹話術ショーの場面
現代の話ではなく、腹話術ショーなるものが行われていた
昔の話も織り交ぜられているところがよかったです。
実際に人々が、ショーを見るシーンがありますが
それが非常に良かった。緊張感があるし、腹話術人形の声がいい。
③このピエロの人形ww
「ソウ」の監督ということだけあって、心に残る人形を作るのがうまい。ピエロも怖いのに、それが腹話術人形なんて最高かよ!と心の中で叫んでしまいました。やっぱりこの映画は全体的にビジュアルがよかった。
残念だったポイント
①出てきすぎ…何体いるねん
腹話術人形が大好きでこの映画を見たけど、
いくらなんでも出てきすぎなところがわらけちゃいました。
え~そんなにたくさんでてくるの~という驚きでいっぱいになりました。
遊園地のアトラクションに乗っているような感覚になるというか、なんというか…
盛りだくさんすぎて、お笑いに近くなっていました。
「ソウ」の監督と脚本家による作品ということで
「グロさ」を期待していましたが、それほどグロくないし、
お人形エンターテーメント要素が強かったです。
②刑事のしつこさ
主人公が、事件の犯人ではないかと追ってくる刑事がいるのですが、
そいつがかなりしつこい。
となりのモーテルの部屋をとったり、どこでもついてきたり…
なんか主人公と最後の方では仲良くなってるし…ジョークも言うし…
この刑事がでてくるたびに少ししらけました。
主人公には孤独に戦ってほしかったなあ~
③叫んではいけない
タイトルから少しわかるように叫んではいけないというルールがあります。
叫ぶと舌を引っこ抜かれるからです。
そのプロットがよく理解できませんでした。
叫んでしまう登場人物がでてくると、あーあ叫んじゃダメなのにってなるし、叫ばない人物がいるといや~~それは叫んでしまうやろ~といろいろ突っ込みたくなってしまうのです。
ネタバレになりますが、腹話術師メアリーショウは叫んだ人の舌を全部つなげた長い舌を持っています。この映画はコメディ要素もふくまれているのかなと思うほど、その長い舌が出てくるシーンは面白かったです。
舌を実際につなげなくても、殺した人たちの声で話せるというプロットだけでも十分だったかなと思いました。
以上感想でした。全体的に面白かったし、よかったけど「ソウ」の監督・脚本家が手掛けたということを宣伝しすぎるとよくないのではないかと思いました。
ハラハラドキドキの展開やグロさを求めて見てしまうからです。「ソウ」に比べればこの映画はたるんでいます。でも比べなければ十分楽しめます。
みなさんはどんな感想を持ちましたか?
是非コメントお願いします。
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